男性の高まる美容意識のその先は?
近年、ジェンダーに関する話題をSNSで頻繁に見聞きするようになったり、
性別を問わない美容意識についての理解が10代・20代の若い世代を中心に少しずつ受け入れられるようになってきたと感じています。
シルホド!でも過去に若手男性社員を招いて、それぞれの美容意識についての座談会を開催したことがあります。
そこで今回は筆者自身(24歳/男性)の美容意識について、1人の生活者としてお話させていただこうかと思います。
男性の美容意識の高まり
Instagramでメンズ美容に関するハッシュタグを検索してみると、「メンズネイル」21.6万件、「メンズメイク」19万件など非常に多くの投稿がされており男性美容に関する投稿が注目されているということが伺えます。
また、楽天インサイト株式会社が実施した美容に関する調査結果によると、男性20代でフェイスケア用品を自身が利用することへの興味がある人は半数を超え、メイクアップに興味があると回答した人は20%以上いました。調査結果からも読み取れるように着実に男性の美容に対する意識が高まってきているということが分かります。
24歳男性の美容事情
それでは、私の美容事情についてご紹介していきます。
➀スキンケア
大学時代~入社半年(18歳~22歳)はドラッグストアに並んでいる化粧水や乳液を購入していましたが、
23歳の誕生日にデパコスをプレゼントしてもらったことを機にスキンケアグッズを見直しました。
最近では韓国製品などと併用してコスパのいいスキンケアグッズの組み合わせを模索しています。
スキンケアから少し逸れてしまうかもしれませんがヒゲ脱毛にも1年半くらい通っています。
もともとヒゲが濃い方ではありませんでしたが、肌荒れ防止にもなると聞いて通い始めました。
➁髪型・ヘアケア
ここ2~3年はセンターパートと呼ばれるいわゆる真ん中分けのスタイルでしたが、そこから派生をして最近はボブヘアのような中性的な髪型を目指して伸ばしています。
ヘアケアについてはサロン用のシャンプー、話題の市販トリートメントやヘアオイルも使用しています。
中学生の時からくせ毛に悩まされてきたのでヘアケアには特に気を遣っています。
③ネイル
爪の艶出しのため、ここ1年ほどトップコートのみを塗っていましたが、最近はカラーネイルにも挑戦しています。
手元が綺麗になっていることにちょっとした高揚感を感じたり、セルフネイルの難しさも痛感しています。
周囲の反応
冒頭にも少し触れたような社会の風潮のおかげか脱毛やネイルについての話題を同性の友人とすることが増えてきました。
そして、話の中で自分が背中を押すことができたのか少しずつネイルや脱毛を行っている友人も増えてきました。
中には自分がネイルをしていることに対してやんわりと否定的な友人もいますが、「結局は自己満だもんね!」と話が落ち着くのも今の時代ならではだと感じています。
目指しているのは「かっこいい」でも「かわいい」でもない
自身の美容事情について簡単にお話させていただきましたが、ネイルを始めたのも、中性的な髪型を目指しているのも「かっこいい」や「かわいい」を目指しているわけではありません。あくまでも「綺麗でありたい、美しくありたい」という気持ちが根底にあります。
かっこよさとかわいさが対極に位置していると考えたとき、中間に位置するのが綺麗・美しいであると私は考えています。綺麗さ、美しさをベースにかっこよさやかわいさが垣間見えるということに心地がいいと感じている若い世代の男性は多いはずです。
文:シルホド!note編集担当 歌川