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タクシーを利用する働く人の価値観

シルホド!では、「ナゼトーーク!」と題し、とあるテーマに関連する社員をゲストに迎えてインタビュー。そこで得た気づきから、生活者の行動や動機を掘り下げて考える取り組みを行っています。

今回のテーマは”タクシー”
働く人のタクシー利用やタクシー車内の広告「サイネージ」に付随する価値観の収集を目的とし、よくタクシーを利用する社員2名にインタビューを行いました。働く生活者のタクシーに関する価値観を紐解きます。

※タクシーサイネージ
後部座席に向けてタブレット端末を装着し、その端末で動画広告やコンテンツを流せる広告形態のこと


今回のインタビュイー

社内でもタクシーの利用頻度が高い社員にインタビューを致しました!

・40代男性Aさん
 家族4人と犬1匹暮らし
 取引先訪問や飲み会終わりにタクシーを利用

・20代女性Bさん (営業)
 家族3人暮らし
 クライアント訪問や撮影時等にタクシーを利用

タクシーを利用する働く人の3つの発見!

インタビューを経て、以下の3つの発見がありました。
それぞれ掘り下げてご紹介いたします。

1.タクシーを利用する働く人の価値観

【肩肘を張らず仕事を楽しみたいが、しっかり頑張りたい】

前向きで冷静さがありつつも、気持ちの抜き方も心得ている様子が伺えました。

撮影終わりに取引先を送るのにタクシー使う。
(取引先は)歳が近い。撮影の会も多く、気まずさはなく、
(タクシー車内でも)楽しく過ごしてる。
気張ってない、会話を楽しんでいる。

Bさん

タクシーでは、カーナビで目的地までの道のりが問題ないかなどをみつつも車内では肩ひじ張らず過ごしているようです。

(タクシーサイネージは取引先との)アイスブレイクで使う。
タクシーサイネージがどんなことが出稿しているのか気になる。

Aさん

また、移動中にタクシーサイネージをボーっと見ていて面白い動画や同業に関する動画はアイスブレイクに利用しているとのことです。取引先との関係・雰囲気をよくしたいと自然に考えられているのではないかと推察しています。

このような発言から、自然と社会人としての自分を意識されているような印象を受けました。オンタイムでは気持ちを張りつめ全うする姿勢があり、そんな気持ちが外の景色や運転手との会話でほぐれているように感じました。

2.タクシー車内での情報の受け取りに関する価値観

【他者とのコミュニケーションやつながりを大事にしている】

単にコミュニケーションをとるのではなく、話題のもの/トレンドなどを他者と情報交換をすることが大事だと感じている発言がみられました。

(タクシーサイネージは)強制視聴チャンネル
音楽映画何流行ってるか。。音楽チャートや自分が興味あるコンテンツ流れるなら(サイネージを)もう少し見るかも。
広告一辺倒じゃない見たい、コンテンツが選べたらいい。

Aさん

(タクシーサイネージは)音も出る画面近い、画面綺麗だから手元で映画館調べちゃうかも。
動員数多いランキングあれば、映画見に行きたい。

Bさん

ご自身が普段積極的に収集していない最近のトレンドなど、周囲とのコミュニケーションで活用できそうな話題の高いものがあるといいなという話が出ていました。

3.タクシーサイネージに関する価値観

【「企業向け広告が流れる」という固定概念が強く、自分と離れた情報と認識し興味が薄くなっている】

サイネージに関しても伺ったところ、自分に関係ないという印象を持っているようでした。

学生がというよりも働くビジネスマンターゲットの企業向けの商材が多くなる印象。どこ狙ってるんだろう。経営者層は専用車があるだろうし。

Aさん

電車で広告がなかったときは寂しいなと…
タクシーサイネージはそうじゃなかった。
企業向け広告が多いイメージ。

Bさん

今まで企業をターゲットとした商材・サービスの出稿が多く、現状も企業向け広告が多いイメージを強く持っており、そのイメージは定着しているようです。生活者のイメージが変わっていないのですが、サイネージの画質が綺麗という発言があったことも受けて、コンテンツの充実・音声/映像の綺麗さ等クリエイティブを工夫することで打破できるのではないかなと感じました。

働く人に届くタクシーでのコミュニケーション・商材について

以上の発見を踏まえて、働く人に届くタクシーでのコミュニケーション・商材についてまとめました。例えば、頑張る社会人に向けた応援訴求など、タクシーの乗車する生活者に寄り添ったメッセージを訴求することで、生活者の印象に残りやすいコミュニケーションを実現できるのではないかと推察しています。

このように、シルホド! では、ターゲット層の実態や心の奥底の気持ちをみつめ、生活者理解を深めて、心をゆさぶる企画立案のサポートを行っております。こういった調査にご興味がある方はぜひお問合せください。

文:シルホド!note編集担当 佐藤A

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